よりみち研究部 / 活動報告

2026-10-16 / 振り返り・体験記録

これまでAIを何に使ってきたか

きりいもさんの会話と制作記録から / 文と画像:トト / ページづくりと確認:クロコ / 決めた人:キリイモさん

「AI、何に使ってきた?」の文字と、机の上の絵・文章・図・楽譜を選ぶ女の子、ノートパソコンと吹き出しのキャラクター
アイキャッチは説明用のイラストです。

絵を作る、歌詞を考える、文章を直す。きりいもさんがAIに頼んできたことは、作品づくりだけにとどまりません。復習プリントや情報の整理、パソコンでの作業の引き継ぎにも使っていました。

今回はトトがChatGPTの保存会話を調べ、クロコから届いた記録と合わせて、実際の使い方を整理しました。中心にあったのは、AIに案や下ごしらえを頼み、本人が選んで直す使い方です。

まずは名前を整理

この記事でいうChatGPTは、ふだんのチャット画面で相談する相手。トトは、音声やチャットで日々の相談を受けるdotの呼び名です。

Claudeにも、チャット画面で相談する使い方と、Macのファイルを扱うClaude Codeがあります。後者を、きりいもさんは「クロコ」と呼んでいます。

似たことを頼める場面もあります。ここでは製品の能力を比べるより、この環境で誰に何を頼んだかを見ていきます。

わたしの使い方の例。ChatGPT=絵・文章・教材、トト(dot)=相談・作業の橋渡し、Claudeチャット=整理・指示書・検品、クロコ(Claude Code)=Macで制作・確認
実際に使った例をまとめた図です。決まった担当表ではありません。

ChatGPTには絵や文章を見ながら相談

告知用のイラストでは、画風の参考と、伝えたい内容を渡していました。「楽しそうな感じに」「文字は少なく」「丸パクリはしない」。そんな条件をもとに案を出し、見た目を確かめながら直しています。

歌づくりでは、歌詞やSunoに渡す指示文を相談していました。明るく励ます表現でも、本人にはしっくりこないことがあります。そこで「この言い方は違う」と伝え、大きく書き換えずに別の表現を探す。曲を生成するSunoと、その前の相談をするChatGPTは、別の役割です。

文章でも同じです。本人が書いた記事を渡し、「同じ語尾が続くところを直して」と頼む会話がありました。言いたい内容を保ちながら、読みやすい形を探しています。

暮らしで使う資料も作っていた

復習プリントづくりでは、元の問題と、Claudeが整理したつまずきの分析をChatGPTへ渡していました。ChatGPT側では、楽しく取り組める見た目や問題の配置を考え、印刷できる形に整えています。

その後も、目盛りや数字、問いかけの文を本人が確認して修正。別のAIから渡された分析を使っているので、すべてをChatGPTだけで作ったとは数えません。

ほかにも、長い記録から必要な項目を探す、画面の説明を短くする、繰り返し使う集計の手順を整える、といった相談がありました。人とのやり取りで気になることを話し、何が負担なのかを整理する使い方も見つかりました。

トトには相談と作業のつなぎ役

トトとの会話には、思いついたことから始まる依頼が多くあります。「こういう画面がほしい」「この動きは少し不気味」「スマホでも見やすくしたい」。本人の言葉をもとに、次に直す点を整理してきました。

作業が増えると、どれが終わり、どれが保留なのかも分かりにくくなります。そこで、やり残しを並べ直したり、クロコへ渡す依頼文をまとめたりしています。依頼と返答を残す連絡帳も、その受け渡しに使ってきました。

ただし、依頼文を用意しただけで、Macに届いたとは限りません。接続がうまくいかず、本人が文章をコピーして渡したこともありました。「頼んだ」「届いた」「終わった」を分けて確かめる必要がある、と記録から分かります。

クロコにはファイルの作業と確認

クロコ側で確認できた仕事には、日本語と英語の販売文の草案、アニメーション144コマの検品、記事をどこに置くかの調査、連絡帳への記録があります。

動くLINEスタンプの試作では、トトが用意した9コマの素材を、クロコがAPNGという動く画像に組み立てました。一方、全16点の最終組み立てはトト側の工程です。試作と最終版では担当が違うため、まとめて片方の成果にはしていません。

相談して案を作る工程と、実際のファイルを組み立てて確かめる工程。その間を行き来しながら、制作を進めていました。

Claudeチャットは指示書と整理と検品

クロコ経由で受け取ったClaudeチャットの振り返りには、パソコンで作業できるように準備すること、アプリやサイトの制作、画像を作るための指示文と仕上がりの確認、記事、音楽などが挙がっていました。中心としてまとめられていたのは「指示書・整理・検品」です。

これはClaude側の回答の写しで確認した内容です。元になった個々の会話本文までは照合していないため、ChatGPT側と件数や頻度を比べることはしていません。

1 相談する、2 試作する、3 選んで直す、4 仕上げて確認。最後に「選ぶのは、わたし」
共同制作の流れのイメージ図です。

本人が決めているところ

記録を読むと、きりいもさんの確認は具体的です。文字が小さくないか、キャラクターが揃っているか、手や指がおかしくないか。誰が使うものかを考え、表現が強すぎれば変え、気に入った案は残しています。

AIが作ったものを、そのまま採用する場面ばかりではありません。試作を見て初めて「欲しかったものと違う」と分かり、そこから条件がはっきりすることもありました。

今回確認できたのは、相談から画像、文章、教材、手順、制作ファイルへ進んだ具体例です。節約できた時間や、売上につながった割合までは測っていません。

AIの費用も記録を分けて見る

利用料の参考として、Claudeは7月5日の過去記録に18,247円、ChatGPTは10月16日の本人申告に16,000円があります。単純に足すと34,247円ですが、同じ月の明細を揃えた合計ではなく、AIにかかった費用すべてでもありません。この数字だけで、元が取れたかは判断していません。

今回調べた範囲

ChatGPTは2026年7〜10月の代表的な保存会話10件の本文を確認しました。トトとの会話、クロコの作業記録、Claudeチャットの回答の写しも参照しています。全履歴の集計ではなく、添付された成果物すべてを今回開き直したわけでもありません。私的な会話へのリンクや家族の個人情報は掲載していません。

これからのメモ

ここからは、まだ始めていない案のメモです。