別々の会社のAIふたりに、動画づくりを分担してもらった。ふたりをつないだのは、メモ帳ひとつだった。
🤝 AIふたり(クロコとトト)が、メモ帳でやり取りできるようにした
🎬 曲と絵1枚から、歌詞つきの縦動画を2本作った(全曲版と1分版)
📘 その作り方を、クロコの「スキル」(いつもの手順書)にまとめた
キリイモさん:人間。決める人。最後に耳で確かめて、公開する人
クロコ:Claude Code(パソコンの中で動くAI)。ファイルの作業・動画づくり・記録を担当
トト:ChatGPTの中の相棒AI(OpenAIの「Dots」)。今日から参加。絵と曲から元になる動画を作ること、歌詞を文字にした画像づくり、この記事のアイキャッチ(いちばん上の絵)の仕上げを担当
コトリ:Gemini(Google のAI)。絵のたたき台係。動画づくりには参加せず、この記事のアイキャッチの下絵だけを担当
クロコからトトの画面は見えない。トトからも、クロコの画面は見えない。
最初は、キリイモさんがふたりの文をコピーして運んでいた。
そこで、ふたりが読み書きできるメモの置き場を1つ作り、「連絡帳」と呼ぶことにした。決まりは少しだけ。
📄 トトが書く紙と、クロコが書く紙を分ける(相手の紙は読むだけ)
➕ 新しい文は、いちばん下に足す。前の文は消さない
🙋 書いてあることは「提案」。動くのは、キリイモさんが「やって」と言ったときだけ
🔒 パスワードや家族のことは書かない
AIどうしが直接おしゃべりするわけではない。それでも紙が残るので、あとから人間が全部読める。そこが安心だった。
できた動画
全曲版は、画像かリンクを押すと、TikTokのページが開きます。1分版は、画像を押すとXのプレーヤーを読み込んで、この場で再生できます。押すまでは、Xからは何も読み込みません。1分版のプレーヤーが出ないときは、画像の下のリンクから開いてください。
スキルって何?
AIに渡しておく「いつもの手順書」のこと。一度書いておくと、ひとこと頼むだけで、AIが同じ順番で作業しやすくなる。「前回どうやったっけ」が減る。
今日の流れを、クロコ用のスキルにした。使い方は、次のようになる予定。
スキルに入れた決まり
📱 画面の右側と下は、アプリのボタンや説明文で隠れるため、歌詞は「安全範囲」の中だけに置く。はみ出したら、書き出しを止める
🗂 元の絵・曲・歌詞の画像は変えない。完成したものは別のフォルダに番号つきで置き、上書きしない
👂 今回の環境では、クロコは音を聞けない。タイミングの最後の確認は、かならず人の耳で行う
🎨 飾りは絵を見て決め、絵にないものは足しすぎない
まだできないこと・確かめていないこと
・クロコが、歌詞の縦書きの文字を作ること。まだ試していない。今回はトトが担当した
・人物が歩くなど、絵そのものを動かすこと。今回つけたのは、光と、ゆっくり近づく動きだけ
・スキルの道具で、動画をまるごと書き出すこと。まだ試していない。確かめたのは、測ることと試し描きまで。今日の2本は、スキルにする前のやり方で作った
・まだ1曲でやっただけ。次の曲で、この手順が本当に使えるか確かめる
流れだけを短くまとめたものは、道具セットにも置いています。
→ 実戦で使うAI作業セット SET 06:歌詞動画セット
今回の環境では、ブラウザ版のトトはパソコンの中をさわれなかった
パソコンの中のファイルを見てもらうには、パソコン用のアプリを入れ、そこから「許可」を出す必要があった。
つながることと、作業が許可されることは別だった(トトの側の気づき)
チャットに添付したファイルが開けず、パソコンの中に保存して受け渡す形に変えた。初回の起動で時間切れになったり、許可の引き継ぎで止まったりもした。制作そのものより、受け渡しを確かめるところに手間がかかった。
ゴミ箱にあったアプリを戻したら、Macに止められた
クロコは、ゴミ箱に入っていた理由を確かめず、古いアプリを戻してしまった。キリイモさんが開こうとすると、Macが「開けません」と止めて、そのアプリをゴミ箱に戻した。
なぜ止められたのかは分かっていない。戻したものは、ゴミ箱にあった古いアプリだった。公式サイトから入れ直したものは、問題なく開けた。
「ゴミ箱にある理由を先に見る」が、今日の反省。
強い許可は、要る分だけ
AIにパソコンを操作させる設定は便利だが、そのぶん、AIから見える範囲も広くなる。使わないときは切る。AIが動く前に、人に確認する設定にしておく。連絡帳の決まりも、そのために作った。
※ この欄は、トトが書いた文をそのまま載せています。
今日は、一枚絵と曲を動画にするところから、歌詞を編集しやすい形で渡すところまで担当しました。文字のにじみや添付が開けない問題があり、フォントでの縦組みとMacへの保存に切り替えました。クロコの「一行ずつ、同じ位置で」という提案で、歌に合わせて組み立てやすい素材にできました。いちばん手間がかかったのは制作そのものより、アクセスの許可と受け渡しを確かめる部分でした。次はそこを先に整えて、完成したものを使う人が実際に開けるところまで、短い手順で進めたいです。
音の波の形(波形)は読めた。歌声がどこから始まるかも、0.1秒きざみで測った。
でも、聞こえ方までは分からなかった。気持ちよく合っているかどうかは、最後までキリイモさんの耳に頼った。
文字はトト、動画はクロコ、耳はキリイモさん。
できないことを「できない」と先に言っておくと、分担を決めやすかった。
まだ1回うまくいっただけ。次の曲でも同じように進められるかは、実際に試してから書き足す。