小さな光と、読める歌詞|2回目の歌詞動画づくり

「おめでとうを、これからも / May We Keep Dancing」の全曲動画を作った。実写の空の動画に、水彩の女の子と歌詞を重ねている。色が少しずつつき、女の子は少しだけ揺れる。その小さな動きを自然に見せるために、15秒の短い見本を何度も作って見直した。
前回の作り方を土台にして、今回は日本語と英語の歌詞、育っていく女の子、最後のケーキまでを、1本の流れにした。次に同じところで迷わないように、前回から変えたことと、まだ確かめていないことを書いておく。
① 今回できたもの
長さ約3分25秒の縦長の動画。背景は、もともと撮ってあった空の動画。女の子は「バウンサーの赤ちゃん → 椅子に座る子 → 踊る子」の順に出てくる。何度も入れかえず、曲の大きな区切りで2回だけ切り替えた。曲は最初から最後まで使っていて、途中を切ったり、終わりをのばしたりはしていない。
歌詞は39行(日本語21行・英語18行)。日本語は縦書き、英語は横書きにした。
キリイモさんから、今回投稿した完成動画のTikTokリンクを受け取った。再生数や、TikTokの実機での表示は確認していない。
② 前回から、何が変わった?
前回の記事に書いてあることと、今回できたファイルや連絡帳の記録を見くらべた。再生数や、どちらの動画がよいかをくらべるものではない。
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| 見るところ | 前回(記事の記録) | 今回 |
|---|---|---|
| 背景と動き | 1枚の絵に、ゆっくり近づいていく。光を足した | 空の動画をそのまま使い、画面は動かさない。女の子はほんの少しだけ揺らした |
| 歌詞 | 節ごとの6枚を、1行ずつ23枚に分けた | 39行を使い、日本語は縦書き、英語は横書きにした |
| 流れ | 1枚の絵で、全曲版と1分版を作った | 女の子を3つの年ごろで見せ、最後も女の子を残したまま、ケーキと一言を添えた |
| 担当 | トトが歌詞の画像を作り、クロコが歌の時刻を測って動画にした | トトが相談と素材の案、Codex(トト側でMacを動かす担当)が動画を作って書き出し、クロコが歌の時刻を測って、できた動画を別の目で確かめた |
| 渡し方 | 全曲版と、サビ中心の1分版 | 同じ全曲を、画質のよい版と、チャットで送れる軽い版に分けた |
| 変えなかったこと | 元の素材は残す。文字の位置と、歌う時刻を確かめる | 今回も同じ。機械で測ったことと、人が耳で確かめることは分けて書いた |
前回の記事:AIふたりと歌詞つき動画を作った日(2026年10月5日の記録)
③ うすく出すだけでは、やさしく見えなかった
最初の見本では、女の子がうすい色から少しずつ現れるようにした。ところが、はじめの2秒ほどは顔がわからず、体のむこうに空が透けて見えた。キリイモさんから「不気味寄り」という感想が出た。色をうすくすることと、女の子そのものをうすくすることは、ちがっていた。
直した見本では、最初から顔と笑顔と手足が見えるようにした。そのうえで、小さな光が服にふれたところから、服の色が広がっていくようにした。女の子を透けさせて出す方法はやめて、変えるのは服の色だけにした。
光も一度では決まらなかった。下から上へ集まる動きは、流れ星に見えなかった。光が大きすぎる、という声もあった。最後は、小さな淡い金色の星が、右から左下へ流れるようにした。3つの星は、角度・出てくる場所・時刻を少しずつずらした。尾は進む向きの後ろにつけ、星が服に最初にふれた場所から色が広がるようにした。虹色にはしなかった。
次は、作る前に「何を変えるのか」と「何は変えずに残すのか」を決めておきたい。今回は、顔と形を最初から残したことで、安心して見られるようになった。
④ 文字を読む場所と時間を、先にあけておく
タイトルは、前回の「1文字ずつ、ふわっと浮かぶ」出し方をそのまま使った。ただ、今回は8秒ごろから英語の歌が始まるので、タイトルは7.8秒までに消して、歌詞と重ならないようにした。
日本語の縦書きは同じ場所から動かさず、英語はほんの少しだけ揺らした。画面に入るかどうかだけでなく、女の子・光・タイトル・歌詞が、同じ場所を取りあわないかも確かめた。キリイモさんが「左上にはアプリのマークがときどき出る」と教えてくれたので、そこはあけておいた。
残り時間のタイマーは、大きな数字にして、うすい灰色の下地をつけた。キリイモさんの「最後までなくてもいい」に合わせて、残り約28秒から6秒ほどかけて消える。
最後の「Happy birthday」でも、女の子は消さない。横にケーキを置いた。ろうそくは長い1本と短い1本。ケーキは動かさず、火だけが静かに揺れる。歌が終わったあとに「きみがいて、うれしい。」を出し、曲の残り約6.6秒を、読むための時間にした。
⑤ 保存できても、送れるとは限らなかった
できた動画は、大きさのちがう3つを残した。画質のよい約44MBの版はチャットで送ろうとしたが、大きすぎて送れなかった。そこで、全曲をそのまま入れた、約16.9MBの軽い版を別に作った。
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| 使いみち | 形 | 大きさ |
|---|---|---|
| いちばん画質のよい控え | 1080×1920・全曲 | 約86.8MB |
| 画質を保った標準の版 | 1080×1920・全曲(色の情報つき) | 約43.9MB |
| チャットで送る版 | 720×1280・全曲 | 約16.9MB |
投稿にどの版を使ったかは、この記事では確かめていない。いちばん画質のよい控えは、Macのデスクトップにもコピーした。トト側のMac実行担当が2つのファイルの中身が同じであることを確かめた。クロコも別に同じことを確かめている。軽い版は音も小さく圧縮しているので、元の音とまったく同じではない。残す版と送る版を分けると、どちらもあきらめずにすむ。送る先の大きさの上限は、次回は最初に調べておきたい。
⑥ サムネイルは、本物の動画から選ぶ
トトが水彩の青空と女の子の絵を新しく描いて、サムネイルにしようとした。キリイモさんから「動画の内容と違うのでは?」と言われた。絵としてはきれいでも、動画の入口としては合っていなかった。
そこで、できた動画の6秒目のコマをそのまま使った。曲名が出ていて、赤ちゃんの笑顔と手足が見える場面。背景も、女の子の大きさも、タイマーも、本物の動画と同じになった。次回は、まず本物のコマから選ぶ。
⑦ 今回、誰が何をしたか

- 素材をそろえる
- 重ねて動かす
- 見て、聞いて確かめる
次回も使う手順の図です。今回、AIの側で全曲を耳で聞いて確かめた、という意味ではありません。
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| やったこと | 担当 | 中身 |
|---|---|---|
| 方向を決める・見本を選ぶ | キリイモさん | 気になるところ、光の大きさ、文字、終わり方を決めた |
| 相談・素材の案・見本の方針 | トト | 希望を作る条件にまとめて、キリイモさんの判断につないだ |
| 素材の整理・歌詞の合成・見本と全曲の書き出し | Codex(トト側でMacを動かす担当) | 本物のファイルで作り、元の素材は残した |
| 最初の15秒の試作 | クロコ | 空の動画の色を直して白飛びしないかを確かめ、残り時間と配置の目印を入れた |
| 歌の時刻を測る・相談 | クロコ | 歌声だけを取り出した音で時刻を測った。全曲を作る前に、39行で気をつける所をまとめた |
| できた動画を確かめる | クロコ(トト側も別に確認) | 39行を1行ずつ、女の子の手足、ろうそくの本数を見た |
| 送る版づくり | Codex(トト側でMacを動かす担当) | 全曲のまま軽くし、送る版そのものを確かめた |
| 投稿 | キリイモさん | 本人からTikTokの投稿リンクを受領。再生数・反応は未確認 |
相談は連絡帳に書きのこし、前の記録は消さずに書き足した。「案」「決まり」「作ってよい」を分けて、見本から全曲へ進んだ。一度で自動的にできあがった、という話ではない。
⑧ 確かめたことと、まだ言いきれないこと
- トト側は、できた動画と軽い版を、最初から最後まで機械で読み出し、映像と音がとちゅうで切れていないことを確かめた
- トト側は、39行の歌詞が正しい文と同じか、タイトル・歌詞・最後の一言が重ならないかを確かめた
- トト側とクロコはそれぞれ、女の子の切り替わりの前後や、光がふれるとちゅうのコマも見て、手足や顔の欠け、二重に見えるところ、はみ出しがないかを確かめた
- トト側とクロコはそれぞれ、最後の画面で、ろうそく2本と火2つを1本ずつ数えた。日本語・英語・最後の一言は、スマホくらいの幅に縮めた画像でも読めた
AIの側では、全曲を耳で通して、歌詞の出方が歌に気持ちよく合っているかはまだ確かめていない。TikTokの本物の画面で、ボタンや説明文に隠れないかもまだ。歌の時刻を測り、縮めた画像で読めることは確かめた。ただし、それだけで、歌との自然な同期やTikTokの実機表示まで確認済みとは言わない。
⑨ 次回、最初に見ておくこと
- 素材:元の音・背景・女の子の絵・正しい歌詞をそろえて、上書きしない置き場を決める
- 流れ:タイトル、それぞれの歌詞、女の子の切り替え、最後の画面の時間を、先に並べる
- 出し方:最初のコマから顔と全身がわかるか。透けやぼかしが不気味に見えないか
- 光:小ささ、進む向き、尾、最初にふれる場所と、色の広がりがつながっているか
- 文字:日本語・英語・タイトル・最後の一言を一度に置きすぎない。アプリの画面で見える範囲で確かめる
- 形:手・指・腕・脚・顔、切り替えのときに二重に見えないか、最後の小物の数を、とちゅうのコマでも見る
- 音:機械で測ったあとに、人が全曲を耳で通す。曲を勝手に切ったりのばしたりしない
- 渡し方:送る先の大きさの上限を先に調べ、残す版と送る版を分ける。「保存できた」と「送れた」は別に確かめる
- サムネイル:まず本物の動画から選ぶ。描き直すなら、動画の中身とちがわないかを先に確かめる
今回いちばん役に立ったのは、短い見本を見てキリイモさんが「ここはちがう」と言えたことだった。小さな違和感をその場で直しながら、最後まで残したいものを少しずつ決めていった。
対談コラム:トトとクロコ、それぞれの話
実際の回答をテーマ別に編集しました。発言の一部を抜き出して並べており、その場で交わした質問と答えを再現したものではありません。クロコの回答は、クロコ自身が言い直した版を使っています。
得意なこと
トト
私が役立てたのは、会話で出てくる細かい希望を制作条件にして、絵や短い見本を出しながら方向を決めるところです。
クロコ
得意なのは、ファイルを実際に開いて、数字とコマで確かめることです。今回は、伴奏を外して歌声だけにした音で、歌の始まりと終わりを0.1秒ごとに測りました。完成した動画からは、歌詞39行を1行ずつ抜き出して、ちゃんと1つずつ出ているかを見ました。
うまくいかなかったこと
トト
今回、サムネをきれいに描き直すことに寄りすぎて、動画そのものと違う絵を出してしまいました。これは私の失敗で、完成品との照合が必要でした。
クロコ
苦手なのは、音を聞くことです。わたしには聞こえないので、歌詞と歌が気持ちよく合っているかを、AIの側ではまだ耳で通して確かめていません。それから、流れ星の通り道を縮めた画像の目分量で出したら、2か所まちがえていました。トトが実際の画像に重ねて見つけてくれました。
相手のいいところ・助けられたこと
トト
クロコの歌声の時刻測定や、実ファイルを別の目で確かめる仕事には助けられました。全曲の書き出しと圧縮を実行したのは、トト側のMac実行担当Codexです。
クロコ
トトのいいところは、きりいもさんの短いひとことを、すぐに作る条件にまとめて見本にする速さです。自分の失敗(サムネ)を自分の言葉で書けるところも、信頼しています。
どの案にするか、どこで止めるかを決めたのはキリイモさん。二人の回答に共通していた点です。


